2007年4月
                                       


挨拶

ケーキ屋バイトと、ビジネスホテル受付のバイトを
掛け持ちしている妹 ( ピカチュウ似。かわいい )、
就職活動で大変らしいが、

ケーキ屋 「 いらっしゃいませ (↑) 」( 語尾上げ・元気よく )
ホテル  「 いらっしゃいませ (↓) 」 ( 語尾下げ・静かに )

の使い分けを見事にこなしているので、
なんだかんだでうまいこと生きていけるのは間違いない。



上着掛け

職場の共有の上着掛けに、ごくナチュラルに
ピンクのチャイナドレスがずっとかかっている。



一巡

3年前に発見して激写、連呼したメリチンコ
いま何の因果かその近所に住み、毎朝毎晩それを目にしている。
学生から社会人になり、そしてまた写し掲載している。
3年かけて一巡り、同じ地点まで戻ってきたのである。




告白

いま住んでいるのは偶然にも、
学生時代4年間、大学受験塾のバイトをしていた町だ。
様々な生徒のことを思い出す。

片想いの男の子に思い切ってメールで告白、気持ちの意味を込めて、
“ 会いたい ” を “ 逢いたい ”にしたつもりが
「 遭いたい!」 にして送信してしまった、と
泣いて訴えてきた女子高生は、
あれからよい出会いに巡りあえただろうか。



半年

エロビ屋から徒歩5分の場所に住み始めて半年の青年、
入ったことがないと言い張るその言葉を信じてやるべきか。



列伝

3つ下の記事に書いたような状況のため、
頼んでもいない競馬情報が部屋にしこたま届く。
皐月賞前なんかはすごかった。

熟読すると、そのテンションがおもしろい。
最近届いた 「 馬人列伝 」 なんかは特にやってくれた。

『 競馬界の大御所・2万頭もの馬を選別した相馬眼!
 他の追随を許さぬ佐藤! 』
佐藤 「 勝つべくして勝つ馬の存在、
     関係者がいかに隠そうと、私の目は誤魔化せぬ!」

『 過去30年のレースを100パーセント解析したデータの猛者!木下! 』
木下 「 私の膨大なデータベースが、
     皆さんを的中馬券の海へ誘ってさしあげよう…」

ミスター味っ子を彷彿とさせる。興奮。



戦士

昔交際していた自慰戦士
部屋に、長さ2メートルはあろうかという吹き矢を持っていた。
海外の土産モノのレヴェルではない。実戦クラス。まさに自慰戦士。

そして、これが重宝するのだと言い、
こたつに入りながら吹き矢の先で
遠くのテレビのボタンを押してチャンネルを変えていた。
(テレビのリモコンの電池が切れっぱなしだった)



美容

ウェブを見ていたら、衝撃のセンテンスに出会った。
美容関連のページの、赤で囲った部分。



写経。写経が美容。そうくるとは思わなかった。
仏陀でさえ成し遂げえなかった、悟りと煩悩の融合である。

デトックスだか岩盤浴だかの次元をはるか超えていよう。
バランスボールがヤムチャだとすれば、
写経コスメはスーパーサイヤ人である。
文化の爛熟はもう、フリーザの戦闘力53万どころではないのである。



購読

現在住んでいる部屋の
以前の住人が購読申し込みをしたままのようで、
老若男女問わぬ多くの人が住んでいる寮の中、自分だけに、
様々な競馬情報冊子が毎日のように届けられる。
とりあえず全部読む。



春夫

年配の佐藤春夫(苗字仮名)さんが

「 お世話様でございます。佐藤春夫で御座います。 」

という文頭のメールを送ってくる。
( 二度目の「御座います」は必ず漢字 )

無言で三波春夫ネタをふっていると解釈してよいのだろうか。



アンニュイ

警察署に貼ってあるポスターのフクロウが、
たいそうアンニュイだった。


すげー無理矢理感。やる気ない。前貼り、おかしい。
地域の安全を見守る気ゼロ。
顔の斜めっぷりと陰影がさらに深みを増している。



再開

引越し先にネット環境が出来たため、更新を再開します。



成長

エロビ屋に入っていく昔の教え子の後ろ姿を、
私は黙って見守るしかありませんでした。



プラ

転勤し、ほとんどワンルームマンションの寮に入った。
一連の手続きの中で最もインパクトが強かったのは
50代の親切な寮母さんが、ゴミの分別の説明の時ずっと、
プラスチックのことをプラチナと言い続けたことである。