2008年10〜12月
                                       

今年の振り返り

今年最後の更新になる。
振り返ると、ほどよく絶妙な一年だった。
多くの人生交差点を見た。
来春は、なにかやらかさない限り、さらに南下の予定。
来年も、絶妙な一年になりますように。



好きな時間

スポーツ選手の先輩が、
ファンから頼まれたインタビュー用紙を記入していた。
好きな食べ物は?好きな音楽は?などの質問に淡々と答えていく中、
好きな時間は?の質問に「10:00〜11:00」と書いていた。
違うと思う。



師走

師走である。
ここはひとつ、12月限定挨拶 「 しわーっす! 」 を流行らせようと思う。
職場でもさりげなく
「 課長、こちらの書類にサインをお願い し わ す 」
「 それではお先に失礼 し わ す 」
など、攻めの姿勢でいこうと思う。





父のことを訊かれる時、
元格闘家でいまは能楽師であると答えても誰も信じてくれない。



冠二郎

冠二郎の名曲「炎」の怒涛のサビ
「アイ・アイ・アイ・ライク 演歌〜」のすっとんきょうっぷりと、
そのポップが無いことであるかのような重厚な冠二郎のエッセイ
この二つのギャップはアヴァンギャルドな混沌となって
私の心を離さない。



北斗神拳

妹の腕のホクロは北斗七星の形に並んでいる。
そして死兆星までちゃんとあるところに、遺伝子の奇跡をみた。



辞書

忘れもしない小学4年生のある日、
拝み屋系の新聞折込チラシで
「中絶した子供の魂を・・・」という見出しがあり、
中絶とはなんだろうと思った自分は、
「わからない言葉があったら、人に訊く前にまず辞書で調べなさい」
という両親の日頃の教えの通りに、まず辞書を繰った。

“中絶【ちゅうぜつ】=途中でやめること”

とんとわからぬ。途中でやめた子供?意味不明。困惑する小4。

そしてその夜の家族揃っての夕食時に
「ねぇお母さん、中絶ってなに?」
という発言に至るのである。





売っていた。びっくりした。
付け髭らしいが、これはアウトだと思う。




真偽

男性先輩たちの飲みに同席。
女性の誰々さんの胸の大きさが日替わりすぎると
盛り上がっているのを黙して聞いていたら
まおさんは胸の大きさ日々一定しているよね、と突如振られた。
自分を騙しながら生きたくないのであります、と返したら
次の日からいろんな先輩たちに
お前実は信頼おける奴なんだな、キミの生き様を見直したよ、
等々言われるようになった。



銀行

ピカチュウ似の妹(かわいい)が、
なんと銀行の窓口嬢になってしまった。
ピカチュウ銀行。ピカ銀。



ホール

祝福あふれる結婚パーティに出席。
数年ぶりに会った後輩と並んで立食。
アトラクションのプレゼントくじの当選発表が続く。

司会
「 おめでとうございます!中身は楽しいパーティグッズ、
  テ ン ガ で  す ! 」

自分・後輩
「 「 T E N G A ア ァ ァ !!?? 」 」

ジェンガの聞き間違いでした。

数年の時を超えて、後輩と自分の心はその時一つに重なった。不毛。

※参考:TENGA



豆腐と探偵

豆腐の引き売り(パ〜プ〜のアレ)をやっていた友人に
一年半ぶりに会ったら、探偵になっていた。
豆腐探偵。かっこよすぎる。



才能

いくら時代が移り変わろうと
人々に変わらぬ斬新さを与え続ける歌詞
「 お尻を出した子 一等賞 」 (まんが日本昔話エンディングテーマより)
をさらりと出した小林亜星の才能は比類無し。



オマージュ

過去に幾度か述べている、
アングラ独自郷を開拓している昔の交際相手が
水島新司への壮大なるオマージュ 「 オナニー狂の詩 」 を
満を持して世に送り出した。



アブサン

初めて行くバーで
私 「 アブサン(←酒の名)ありますか 」
バーテン 「 はい、あります 」
の会話が、連れの友人に
阿部さんいますか、はい、います、に聞こえたため、
しばらく友人と私の会話の混乱は続いた。

知り合いいるの!?
え?いないよ?
でもいま、阿部さんいるかって!
うん、アブサンあるらしいね。アブサン好きなんだ。
阿部さんが好きなの!?



二択

友人を遊びに誘い、
ディズニーランドと舞台「CATS」、どちらに行きたいか訊ねた。
ネズミかネコか、究極の二択である。



役名

劇団四季の舞台 「 CATS 」 を見た。おもしろかった。
劇中で多くの役の名前は明かされず、
リーダー格の役がよかったので後からネットで役名を調べたら
「 マンカストラップ 」 だった。
これってどうかと思う。

さらに、多くのファンサイトでは通っぽく略し
「 福井さんのマンカス、最高! 」
とか言っているのはますますどうかと思う。



サンシャイン国際水族館

仕事の会議が、サンシャイン60で開催。
この機会にサンシャイン国際水族館に行かずにどこへ行く。

ミナミコアリクイ。天井で寝ていた。まるい。

最近、二度も脱走劇を繰り広げた話題のメス、烈女である。
でも、ペンギンと同居していたところを好物のアボガドでおびき出されて御用。

一心不乱に止まり木をかじるあまり、変な顔のルリコンゴウインコ。

しばらく見ていたけど、ずっとかじっていた。

アシカショー会場の看板の、アシカの目の尋常じゃなさっぷりがやばかった。

なんのナンバーワンなんだろうね。

遠足の園児たちとマンボウが会話をしていた。

この直後、カメラに気づいた園児どもはカメラ目線で奇声をあげ始め、
マンボウのことはキレイに忘れた様子だった。さすが園児。



鹿児島

地方ドキュメンタリーを見てたら
鹿児島の幼稚園児たちが様々な楽器で六甲おろしを見事に合奏していた。
大阪でもないのに。
なぜなら、園長をしている隣の寺の住職がタイガースファンだから。
ちなみに幼稚園の先生は巨人ファン。
鹿児島、レベル高い。急に気になってきた。



本望

高校球児が甲子園出場を志し
拳法家が少林寺入門を志すように
鳥好きが志す最高峰 「 日本野鳥の会 」 入会をついに果たす。
本望。

鳥は、見てよし、遊んでよし、食べてよし。



川原

楽器を持ち寄って川原で遊ぼうの会、に参加。全員初対面。

世界放浪がライフワークの全身タトゥーの整体師(アフリカの太鼓)、
人と目を合わせられず会話ができない営業マン(フラメンコギター)、
病み上がりでズタ袋のような私(リコーダー)。

さらに、
通りすがりの、やしきたかじん好きの関西人のジイサン(演歌)、
同じく通りすがりで、イチジクを配りまくるオバチャン(揉み手の手拍子)。

この5人が終結してしまい、東北の音楽シーンは激動したのである。

そしていつのまにか全員でカモの餌付けで終了。



フェイス

通りすがりの小さな制作事務所。奥のボードをよく見ると。


いい顔してた。




ショーウィンドウ

商店街の小さな洋菓子屋。
しかし店頭ショーウィンドウには戦艦ヤマト。フリーダム。




アサラト2

先日記した、マイナー楽器・アサラトを誰か一緒にやろうぜ企画、
応募ゼロだったが、ひょんなところで同士発見。一緒にやることになる。
ついにアタイの回転地獄五輪が火を噴くぜ。



ポスター

ポスター。「 話し合ってみませんか 」
相田みつを系や自己啓発系の、ぬるい講演会かと思ったら。


調停でした。本気だ。




名シーン

上司のサインをもらわなくては致命的に間に合わぬ場面。
しかし上司は完全不在。
その時部下たちはアラン・ドロンになる。
映画「太陽がいっぱい」のサイン練習の名シーンを嵐の如き勢いで再現、
その時だけは老いも若きも、男も女も、
問答無用でアラン・ドロンと化すのである。

※参考 邦題「太陽がいっぱい」 リンク先3分30秒以降参照



セキュリティ対策

地下鉄の広告の並び。
左はセキュリティ警備。穴を守ってる。
右は肛門科。穴を守りきれなかったようである。

泥酔した知人男性、ビフォーアフター。



検索フリー

google等のロボット検索にかからないように設定していたのを解除した。
移転して二年も経つので、もういちいち探す人もいないだろうと思うため。
時効である。
これからも花ありくいをよろしくお願いします。



ドラ

バンドのメンバー募集の掲示板を見て、
このバンドに入りたくなった。

この狭い紙面にキラリと光る文才とバカっぷり。
最も強調する部分が、音楽と全く関係ない「ムサ苦しくなっております」。
最後の決め文句すら間違ってしまって毛虫。
パートは、間に合っているらしいドラでお願いしたい。



アサラト

アサラトを一人でやるのも飽きたので、
街で一番大きい楽器屋のバンドメンバー募集の掲示板に、
周りがボーカル募集、ギター募集とか張り紙ばかりの中、
「 ア サ ラ ト 一 緒 に や ろ う ! 経 験 不 問 !」
と張り紙をしてきたが、一ヶ月経っても連絡者ゼロ。
楽器がマイナーすぎたようである。
一緒に回転地獄五輪の練習とかしたかったのだが無念である。



立石寺

山形県の立石寺に行った。
入山口でいきなり寺から指令が飛ぶ。厳しい。


しかし、登りきったところには下記の記述。煩悩は簡単には消えぬ。


宝物館に、特別展示 地獄絵図とのこと。見るしかない。


撮影禁止だったため撮れなかったが、
恐ろしい地獄の様子でありながらも意外と色が鮮やかでポップな感有り。
岡田あーみんを彷彿とさせた。

参考:岡田あーみん






意識合せ

大事な資料をパソコンで作って

(正)「…のメンバーによる意識合せ」

(誤)「…のメンバーに夜の意識合せ」

になったまま提出して、気付かぬまま上司との添削タイムを迎えた。



青春

高校時代、クラスの男子が俳優の段田安則宛てに
筆ペンで年賀状(ファンレター代わり)を書いているのを見て
恋に落ちたことがあった。
私の青春は常に左曲がり30度である。



ヨーグルト

他の力士が「荒魂」「天翔ける」「無心」等の
焼酎のラベルっぽい化粧まわしをしている中、
インドと言えばターバン的な皆の密かな期待に見事応えた
ブルガリア出身の琴欧州に好感。



拡大。焼酎ラベルの中、どう見てもヨーグルトパッケージ。


※参照 明治ブルガリアヨーグルト



パンダ基地

成都パンダ基地の日本版ホームページの、
日本語の80点っぷりがよい。

団体サービスは「団体スービス」。しかも、

あなたはまた何を待ちますか、すぐ028-****** まで連絡して下さい。
  連絡先:劉さん

と覚醒剤やDV防止のCMっぽい語りかけ。
でも締めはフレンドリーで連絡先は劉さん。
グダグダなパンダの画像と相まって独特の味を出している。

ニュース欄も注目。
「パンダは連続に密集して子を産んだ」
言いたいことはわかるが限りなく80点。
他のページでも細かく80点っぷりが見られる。
(ごみ箱→ごみの桶 など)
かと思えば他の記事をよく見ると「断然スムーズ」などの
ネイティブくさい言い回しが出てきたりもするので謎である。

パンダのスポンサー東芝の記事
理事長のオッサンとパンダのコラボレーションがよい。
子パンダを抱えているときは緊張しつつも少しうれしそう。
パンダぬいぐるみを持つ姿の所在無さもよい。
ちなみにこの東芝のオッサン、
島耕作の取締役時代の立場の、現実化バージョンである。オッサン。

さらに成都パンダ基地の本気を見せ付けられたのは
パンダ専門書紹介ページ
目次紹介の気合の入りようが半端ではない。
「異なった季節のパンダの飼育管理」などに始まり
「亜成年パンダの栄養対策」
果てには「パンダの麻酔」「パンダ遺伝子資源バンク」 。

海外にパンダを出す際の教科書になるのかと思えば、
英訳が出ているわけでもない。
タイトルに「パンダ転居保護:理論及び実践」とあるが、
書いた人たち以外、誰も実践できません。
ニーズの問題ではないパンダ愛が込められた珠玉の一冊である。